歯医者さんでよく聞く、クリーニングとホワイトニング。
似てるけど内容は全く違います!
電話で予約するときに知らないと恥をかくので、しっかり理解して賢く受診しましょう!
見やすい目次
歯のクリーニングとは
クリーニングとは、歯の表面についた汚れをとる事です。
歯石や着色(タバコのヤニ、コーヒー紅茶等で付いた茶渋)を専用の器具を使ってキレイにします。
たくさん着色が付いているとクリーニングした後に歯が白くなったように見えるので、これをホワイトニングと勘違いする人が続出します。
あくまでも汚れを取っただけなので、歯自体の色は変わっていません。
汚れを取ると歯の表面がツルツルになり、虫歯予防になります。
また虫歯を発見したらそこから治療することも可能です。
歯のクリーニングは保険診療と自費診療の2種類ある
歯のクリーニング 保険診療でするには
保険診療とは病気に対しての治療に適応されます。
- 歯石がたまりすぎて歯肉炎・歯周病になっている
- 汚れが多くて歯ぐきが腫れている
など、治療のための歯石除去・クリーニングであれば保険適用OKです。
ただし何度か歯科に通わなければなりません。
保険診療にはルールがあるので、原則的に一度ですべての汚れを取ることができないんです。
今日は下の歯だけクリーニング、次回は上の歯をクリーニング
っといったように、最低でも2回は通う必要があります!
歯のクリーニングの保険診療の料金
保険適用だと初診で3000~4000円くらいはかかります。
初診時はレントゲンを撮ったり歯ぐきの検査をしたりとモロモロ経費が掛かるのでちょっと高くなります。
さらに回数が重なれば料金は増えますが、初診よりは安いです。
歯のクリーニング 自費診療ってどんなもの?
保険診療適応外のものは自費になります。
- 特に病的な状態ではない
- 虫歯予防としてクリーニングしたい
- 1回できれいにしてほしい
など、治療ではなく“ただ汚れを取ってキレイにしたい”場合です。
これをPMTC(プロフェッショナルメカニックトゥースクリーニング)と言います。
歯のクリーニングの自費診療の料金
値段は歯医者さんで異なりますが5000~10000円前後でしょうか。
美容室のカット料金みたいに個々で違うので、電話で確認するのが一番確実です。
歯のホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯そのものの色を現状よりも白く明るくする処置です。
クリーニングだけではその白さは得られません。
すべて自費診療になります。
専用の薬液を使用して脱色する…という感じですね。
薬液には過酸化水素や過酸化尿素が含ませていて、その作用で歯を白くしていきます。
脱色と聞くとちょっと怖いイメージがあるかもしれませんが、とても手軽にできて安全です!
薬液などもどんどん新しいものが出てきて、今ではホワイトニングと聞くと審美歯科の代名詞ですね。
ホワイトニングには4種類がある
ざっと書き出しますね
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- デュアルホワイトニング
- ウォーキングブリーチ
ホワイトニングと一言で言ってもこんなに種類があります。
ひとつずつ見ていきましょう。
歯のホワイトニング1 オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは歯医者さんでやってもらうホワイトニングです。
プロにやってもらうので自分は寝ているだけでOK!めっちゃ楽!
所要時間は2時間くらいで、人によっては2日に分けて行います。
濃い濃度の楽液を使うので1度で白くなった!を実感しやすいのが特徴。
ただし知覚過敏になりやすいので、1~2日は歯がしみる覚悟が必要です。
料金は30000~50000円前後とややお高めです。
歯のホワイトニング2 ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは自宅で自分で行うホワイトニングです。
まず歯医者さんでマウスピースを作ってもらい、そこに専用のホワイトニングジェルをつけて2時間装着します。
あとは外して洗って終わり。
これを2~3週間続けてじわじわと白くしていきます。
漂白成分の濃度が薄いのでゆっくり白くなっていくので変化は分かりにくいかもしれません。
ビフォーアフターの写真を自分で撮っておくとあとで効果を実感しやすいですよ!
じーーーっくり漂白するので、実はオフィスホワイトニングよりもより歯が白くなるし、白さが長持ちすると言われています。
そしてホームホワイトニングも知覚過敏症状が出る人がいます。
料金は20000~30000円前後でオフィスよりは安い設定にしています。
歯のホワイトニング3 デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に行うことをデュアルホワイトニングと言います。
オフィスとホームのお互いの欠点を補う最強ホワイトニングです。
- 即効性があるオフィスで歯を白くするモチベーションを上げる
- じっくり漂白するホームでオフィスではできない深部まで白くできる
料金はオフィスとホームのセット料金で少しお得に設定している歯医者が多いです。
歯のホワイトニング4 ウォーキングブリーチ
今まで紹介してきたホワイトニングは、神経がある歯に行うものです。
神経がない歯はこのウォーキングブリーチ方法でホワイトニングをします。
転んで前歯をぶつけたりすると歯の神経が死んでしまうことがあります。虫歯の治療で神経をとる事もありますよね。
そうすると歯がだんだん変色して目立ってきますのでこの方法で白くしましょう。
歯医者さんで歯の裏に穴をあけて漂白剤を入れて、内側からじっくり白くしていきます。
そして漂白剤を入れたまま穴を仮にふさいで帰宅。
途中、漂白剤を2~3回取り替えますが、期間としては2週間前後ですね。
「歩いている間にもホワイトニングできるよ!」の意味合いで「ウォーキングブリーチ」というそうです。
料金は1本3000~5000円前後のイメージです。
まとめ
クリーニングとホワイトニング、知れば全然違う処置ですよね。
でも元をたどれば、口元を健康的にキレイにしたい!という患者さんの気持ちは一緒だと思います。
ぜひ改めてご自分の口元を鏡で確認して、キレイにしたい!と思ったら歯医者さんに相談してください!