子育てをしていく上で多くのパパママさんが悩む赤ちゃんの歯磨き。
毎晩歯磨きのたびに大泣きされるとこっちまでウンザリしてきますよね。
少しでも歯磨きを好きになってもらいたい!嫌がって苦しい時間を減らすため、歯科衛生士が対処法をまとめました。
- 子どもが歯磨きを嫌がる
- 歯磨きの時に大泣きする
- 口を開けようとしない
- 毎日嫌がられるので歯磨きがストレス
見やすい目次
口に触れる機会を増やす
小さい子はとても敏感で繊細です。
いきなり口の中に異物が入ってくるとビックリして大泣きします。
まずは遊びの中でほっぺや口の周りをやさしくツンツン触ったり、口の中に指を入れて軽く歯を触ってみたりしましょう。優しく声掛けも忘れずに!
お風呂タイムがオススメです
赤ちゃんに歯ブラシを持たせ自由に遊ばせる
赤ちゃんに「歯ブラシ」は怖くない!を伝えるために、赤ちゃん自身に歯ブラシを持たせて遊ばせましょう。
月齢が小さい子は喉突き防止がついているものを選びましょう。
歯ブラシの柄が柔らかく(ラバーネック)喉突き防止になっているタイプの歯ブラシもオススメです。こちらは毛も柔らかめなので口に入れてもあたりが優しく、子どもに受け入られやすいです。
ラバーネックはこんな感じで曲がります。ググっと力を入れないと曲がらないので、柔らかすぎて歯磨きをするときに支障が出ることもありません。
子どもは歯ブラシを噛んだりして遊ぶので毛がすぐダメになってしまいます。そんなヘタレ歯ブラシで磨いてもきちんと汚れは取れません。
短時間できれいにするために、そこはしっかり分けましょう!
歯磨き粉を使うのもオススメです!
絵本や音楽で楽しく学ぶ
絵本
赤ちゃんにはまだ言葉が伝わりません。
「でも歯磨きの大切さを知ってほしい…。」
そんなときは絵本を読み聞かせましょう!この2冊は歯医者さんの待合室でも定番です。
動画・音楽
テレビや動画をよく見る子は歯磨き動画で抵抗をなくすのもオススメです。
虫歯菌が歯ブラシで撃退できることを視覚で伝えると、小さい子にもわかりやすくて効果的です。
音楽もリズミカルなので、気に入った様子ならBGMとして歯磨きの時に流すと楽しくできるでしょう!
大人が歯磨きしているところを見せる
小さい子は大人の行動をよく見ています。
歯磨きしている姿も繰り返しみせると真似をするようになってきます。習慣づけるためにも大人がまずお手本を見せましょう。
歯磨きの力加減を見直す
暴れる子どもを押さえて磨いているパパママさんも多いと思いますが、押さえつけながらしているとどうしても歯磨きをする手に力が入ってしまい子どもが痛いと感じやすいです。
歯磨きに適した力は150グラムです。
自宅のスケール(計り)でぜひ一度歯ブラシを当てる力加減を確かめてください。
「こんな軽い力でいいの!?」っと心配になるくらい軽い力です。
さらに歯ブラシの持ち方を鉛筆持ちにすると力が入りにくく適切な力加減で磨けます。
上唇小帯に気をつける
上の歯ぐきから上唇にかけて伸びているスジを上唇小帯と言います。
ここに歯ブラシが当たると結構痛いです。前歯は上唇小帯を避けるように左右分けて磨くようにしましょう。
手鏡を渡して磨いているところを見せる
これは歯医者さんの治療台でも行われる方法です。
口の中で何をされるのか不安な子には効果アリ!歯磨きの様子を自分の目で確認することで安心感が得られます。
この方法は月齢が小さい赤ちゃんには難しいです。1歳半~2歳以上の子なら上手に手鏡を持てますが個人差がありますので状況に合わせて使いましょう。
赤ちゃんの歯磨きは成長とともに上手になる
ここまでいろいろ説明してきましたが、小さいときは歯ブラシを嫌がる子が多いです。
でも諦めず毎日続けていくと必ず慣れてきて、自分から口を開けてくれるようになります。
大暴れされてイライラすることも多いと思いますが、正直今だけです。
しかし、嫌がるからと言って歯磨きをおろそかにしているとあとで大変です。お子さんの歯を守れるのは近くにいる大人だけ。どうか諦めず磨いてあげてくださいね。