我が子は絶対虫歯にしたくない!
虫歯に負けないお口の環境を整えたい!
そう思うお母さんはたくさんいます。
今日は妊婦さんが子どものお口の健康のためにできる5つのことをお話しします!
- 子どもが欲しいと思っている方
- 妊活中の方
- 妊娠中の方
見やすい目次
赤ちゃんの歯はいつ作られる?
赤ちゃんの歯は生後6か月前後で生えてきます。生まれてから6か月の間に乳歯が作られていそうな雰囲気ですが、実はおなかの中にいる間にすでに作られ完成されています。いつから歯を作っていたのか…なんと妊娠6~7週目頃!そんなに早くから赤ちゃんは必死に歯を作っています。それに必要な栄養素をお母さんがしっかり摂取できていれば、おなかの赤ちゃんが健康な歯を作る手助けにつながります。
①歯を作るのに必要な栄養素を摂ろう
タンパク質 | 卵・牛乳・豆腐 |
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カルシウム | 牛乳・ひじき・チーズ・しらす |
リン | 米・牛肉・豚肉・卵 |
ビタミンA | レバー・ほうれん草 |
ビタミンC | みかん・ほうれん草 |
ビタミンD | バター・卵・牛乳 |
ズラッと書かれると読みにくいですが、要するに栄養バランスの取れた食事をとってほしい、ということです。
特に牛乳・卵・ほうれん草などは歯を作るうえで必要な栄養価が高いのでオススメです。牛乳が飲めないというお母さんは、ほかの食材から栄養を補うようにしましょう。
妊婦さんは通常時よりカルシウムの吸収率が高いので、妊娠していない女性の1日分と同じ分量で十分栄養が摂取できます。なので無理にたくさん食べなくても大丈夫!むしろ食べすぎ注意です。
②できれば妊娠する前に検診を!
妊娠中はホルモンの関係で歯ぐきが腫れやすかったり、つわりで思うように歯が磨けず虫歯を作ってしまうこともあります。よく “妊娠すると子どもにカルシウムをとられるから歯がもろくなる”…といことを耳にするんですが、子どもに吸い取られるのではなく、つわりやホルモンのせいでお口の環境が極端に悪化するのです。
妊娠中は自分が思っていた以上に体調がすぐれないことがあります。できれば妊活している段階で検診に行き、治せる虫歯を治療しておくべきです。もし妊娠してから受診する場合は必ず最初に妊娠していることを先生や歯科衛生士に伝えましょう。妊娠中も治療は受けられますが、安定期に入ってから無理をしない程度でしか治療できません。
麻酔やレントゲンは安定期なら使用しても問題ありません。ただ不安なお母さんもいると思います。心配なら先生と相談して納得できる治療を選択しましょう。妊娠中のお母さんは精神的にもデリケートですし、無理は禁物です。
③妊娠中は特に丁寧な歯磨きを!
先ほど述べたように、妊娠中は極端にお口の中の環境が悪化しやすいです。
なのでより丁寧に歯磨きををしてください。
つわりでどうしてもできない人は食後にぶくぶくうがいをするだけでもOKです。歯磨き粉は無理に使わなくても大丈夫ですよ!歯ブラシを入れると吐きそうになる場合は、ヘッドが小さい歯ブラシがおすすめです。
赤ちゃんのお口の虫歯菌は、親からの感染(重要)
生まれたての赤ちゃんの口の中には、虫歯を作る悪い菌はいません。0です。生まれてから徐々に口の中に入ってくるんですが、そのほとんどが実の親からの感染です。
赤ちゃんのお世話は本当に大変で、自分の歯磨きなんておざなりになりがちですが、そんなお母さんの口の中の菌が移ります。同じ屋根の下で生活している限り99パーセント移ります。
ですから、赤ちゃんを迎える前にお母さんお父さんのお口の中をきれいにして、少しでも感染する菌の数を減らしてあげるのが得策です!
④キシリトールを取り入れよう
キシリトールは虫歯菌の働きを抑える効果があります。またキシリトールガムなどを噛めば唾液がたくさん出てお口の環境をさらに整えてくれます。妊婦さんが食べても胎児にも無害なので、ぜひ取り入れてほしいです。なお市販されているキシリトールガムなどは成分表をみて糖類0と書いてあるものを選んでください!少しでもキシリトール以外の糖分が含まれていると、それは虫歯予防の効果を発揮できません!
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⑤テトラサイクリン系の薬の服用には注意
テトラサイクリン系の抗生物質を妊婦が服用すると、胎児の歯の色が変色するという副作用があります。程度によりますが、濃い黄色やこげ茶、黒っぽい色の人も見たことがあります。最近ではほとんど処方されないと聞いていますが、いまだに若い世代の方で悩んでいる患者さんを見かけます。特に前歯の変色が目立つのでコンプレックスになりやすいです。妊娠中に薬を服用するときは必ずどんな種類のものかを確認し、納得してから使用しましょう!
https://blog.goo.ne.jp/nadyayoshi/e/76a8aa01abac129d1ec427287437759bより引用
まとめ
妊娠・出産・育児はお母さんにとって、心身ともにとても負担が大きいです。その中でお口の健康に気を配るのは時間的にも厳しいものがあると思います。でも、知識があるだけでも違います!少しでも今回の内容がお母さんの頭に残り、役に立てていただける日がきたら嬉しいです!
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