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子育て

乳歯のむし歯には要注意!そのままでは最悪の事態になります

乳歯 虫歯

以前、歯医者にお子さんを連れてきたお母さんに

お母さん
お母さん
乳歯っていづれ抜けるし、多少虫歯になっても大丈夫ですよね?

って聞かれたことがあります。

もなか
もなか
その考え方は間違っています!!

確かに乳歯は、小学校を卒業する前後までにほとんど永久歯に生え変わるんですが、その短い生涯の間にとても重要な役目を果たしているんです。

今日は乳歯のあまり知られていない役割をお話しします!

これを読んだら、明日からお子さんの歯磨きをもっと丁寧にやりたくなっちゃいます。

こんな人に読んでほしい!
  • 小さいお子さんのパパママ
  • 小学生のお子さんのパパママ
  • 妊娠中の方
  • 妊活中の方

乳歯の特徴

永久歯と比較して乳歯ってどんな感じなのかザザっと書き出します

  1. 永久歯よりも歯質が柔らかい⇨(簡単に歯に穴があき虫歯になる)
  2. 永久歯よりも組織が薄い ⇨(虫歯が神経にまで侵食しやすい)    
  3. 永久歯より神経の占める割合が大きい ⇨(虫歯がすぐ神経に到達する)
  4. 永久歯より痛みに鈍感⇨(やばい虫歯なのにキョトンとしてる子が多い)
  5. 永久歯よりも白い⇨(社会の汚れを知らない純粋な白)

つまり

乳歯の虫歯の進行はすごい早い。なのに自覚症状がないことがあるので周りの大人が気づきにくい。気が付いた時には広範囲に虫歯が広がっていることもある。

自覚症状に関してはもちろん痛いときもあります。

体調は悪くないのになぜか食欲がない!などは、歯が痛くて噛めない可能性もあります。幼い子は、なかなかそのことを周りに伝えられない場合もあるので注意してみてあげてください!

乳歯の大切な役割

乳歯が虫歯になっても時が来れば永久歯が生えてくるから抜けば大丈夫では?っと思いたいのですが、

乳歯の虫歯菌がそのすぐ下で成長途中の永久歯に形成異常などの悪影響を及ぼすことがあります。

また乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるための案内役でもあるので、早期に乳歯を失えば永久歯の歯並びが悪くなることもあります。

仮に乳歯を抜いた場合、時期によっては永久歯の歯並びを正しい場所に導くために、特殊な装置(クラウンループ、ディスタルシューなど)を装着しなくてはいけません。

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絵だと簡単に見えますが特殊な銀歯なので治療も大変ですし、装着した後もお手入れが大変なので定期的に歯医者さんに通わなくてはいけません。根気が必要です。

さらに、当たり前のことなんですが、幼い子はその小さい乳歯で一生懸命ご飯を噛んで食べています。

成長の過程でしっかり噛んで食べるという行動は、十分な栄養を取るだけではなく、あごの発達や脳の発達にも重要な役目を果たしています。

なので、

乳歯だからと言って簡単に抜いてはいけない!

三つ子の魂百まで

“人間は3歳になるまでの環境や教育でその後の性格や人間性が決まる”という意味ですね。歯科でも同じことが言えます。

「乳歯いつか抜けるから大丈夫」と言って管理をおろそかにすると、深刻な虫歯ができるだけではなく、お子さん自身も歯磨きの習慣が定着せず苦労することになります。

習慣化されていないのに、永久歯が生えてきたときにいきなり歯磨きが大好きになる子どもはいません。小さいときから乳歯を大切にしてきたからこそ、永久歯が出てきても頑張って歯磨きをする子どもになります。

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乳歯を守ろう!

乳歯の虫歯予防のために、今日からできることをまとめました。

毎日仕上げ磨きをしましょう

乳歯を守るにはこれが最重要事項です!ほんとこれしかないです!

現代のパパママは本当に忙しいですが、夜寝る前だけでもいいので必ず仕上げ磨きをしてあげてください。

力はソフトタッチで、やさしく、笑顔でお願いします

疲れてて怖い顔だと子どもは逃げます。

あとこれが一番大切ですが、 終わったら必ず褒めましょう!!

嫌がって暴れて完璧にできなくても、必ず「頑張ったね!」と笑顔で終わるとお子さんの気持ちが前向きになり次につながりますよ。

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お菓子は時間を決めてサクッと!

乳歯は本当にすぐ虫歯になるので、お菓子のだらだら食いは、ダメです!

特に甘いもの(ショ糖など砂糖が入っているもの)は個数や時間を決めて、口の中にずっと入っていないようにしましょう。

食べたらお茶を飲んだり水ですすぐだけでも効果があります。

シーラントで虫歯予防!

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シーラントとは歯の溝にあらかじめ詰めもので蓋をして、虫歯菌が入り込まないようにする処置です。奥歯は歯ブラシでは完全に落とせないくらい溝が深いことが多いので、オススメですよ!

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シーラントは保険診療で処置が可能です。

自己負担3割の6歳未満の乳歯で1本650円前後です。生えたての若い永久歯にも適応できます!

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歯医者さんを頼ろう!

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頑張って仕上げ磨きをしていても、このやり方でよいのか不安になるパパママも多いと思います。

「歯磨きの仕方はこれでよいのか聞きたい」

「虫歯になっていないか診てほしい」

「フッ素って塗ってもらえるの?」

なんでもいいんです

一人で抱え込まずに、どんどん歯医者さんに相談しましょう!

こーいうことは、プロに聞くのが一番です!

 あとがき

乳歯は人生の中のほんの10年程で役目を終えます。

しかしその短い間に子供の成長を支え、発達させ、最後は身を引き、永久歯へとバトンタッチしていくのです。

なんて儚い役割なのかしら…

乳歯さんたちの役目が終わるその日まで、しっかりお務めさせてあげてくださいね。

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